青木鉱泉からドンドコ沢コースをたどり、地蔵岳を登って鳳凰小屋で一泊。翌日は観音岳、薬師岳と縦走し、中道登山道で下山しました。
(2021.8.2~8.3)
コメツガが支配する鬱蒼とした森を登っていきます。
出発して4時間強、五色の滝に到着。地蔵岳山頂はまだまだ先です。おにぎりでエネルギーを補充しました。
透き通るような紫はタカネグンナイフウロです。
山頂はもう目の前なのですが、砂地に足を取られ思うように進めません。
ようやく稜線にたどり着きました。白砂に鋭い岩稜。地蔵岳は南アルプスにあって特異な山容といえます。
山頂部分はオベリスクと呼ばれています。ほれぼれとするシルエットです。
賽の河原には無数のお地蔵さんが並んでいました。地蔵岳たるゆえんです。
南アルプス固有種のタカネビランジ。とりわけここ鳳凰三山で多く見られるそうです。
タカネビランジは稜線のいたるところに。
あくる日は深い霧に覆われました。どこか異世界をさまよい歩いているような感覚でした。
最後まで霧が晴れることはなく、富士山の姿はおろか、近くの白峰三山すら拝むことができませんでした。
観音岳と薬師岳をあっさり通過し、中道コースを下ります。ダケカンバが神々しい空気に包まれていました。
雨で滑りやすくなった道を慎重に進みます。水分をたっぷり含んだ苔に癒されました。
ゴールの青木鉱泉までもう少しです。単調な下りの中、涼しげに揺れていたのはヤマオダマキ。
今回、出会った花々
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