朝日岳・白馬岳(夏)

 

蓮華温泉~朝日岳~朝日小屋(泊)~水平道~雪倉岳~白馬山荘(泊)~白馬岳~白馬大池~蓮華温泉

 

花の山として名高い朝日岳。蓮華温泉を起点に反時計回りに周回しました。

(2015.7.30~8.1)

 

雨模様のなか、蓮華温泉を出発しました。濡れた木道は滑りやすく、とてもやっかい。慎重に歩を進めます。

断崖に咲くソバナ、クガイソウ。

次々と現れる、草原、そして湿原。普段、目にすることのない亜高山の花々。

と、そのとき……不覚にも足を滑らせ、木道上で転倒。尾てい骨を強打しました。あまりの衝撃にしばらくその場から動けませんでした。

うなだれるカライトソウ。

ワタスゲの応援団に励まされ。(チアリーディングのボンボンにしか見えない。)

 

朝日岳山頂。ここまで思いのほか時間がかかりました。朝日小屋に到着したのは午後4時半。この日の最終到着者となってしまいました。

ところで、このコース、一般的には時計回りが順当と言われます。素直に従っておけば転ばずに済んだ?

二日目はこれ以上ない快晴。ミヤマキンポウゲが朝日に照らされて輝いています。

ひときわ尖った峰は旭岳(朝日岳ではない)。その左側のなだらかな山塊が本日通過予定の白馬岳です。

シロウマアサツキ

背後に見えるのは日本海の水平線です

雪倉岳山頂に到着。たどってきた方角を振り返ります。

中央にたおやかな山容の朝日岳。左手には朝日小屋の三角屋根を確認することができます。山腹を巻く「水平道」では何度も雪渓を横断しました。

白馬山荘前では壮大な雲海ショーが幕を開けました。刻一刻と変わり行く姿を暗くなるまで追い続けました。

海の向こうにそびえるのは劔岳。登山者が蟻の行列なら、テントはさながら金平糖のお菓子です。

 

 

山荘スタッフの視線の先には、まん丸のおぼろ月。

三日目も好天に恵まれました。小蓮華山へ向かう途中で後ろを振り返ります。

右手前から白馬岳、五竜岳、奥の双耳峰は鹿島槍ヶ岳。

 

 

カエルのような容貌の岩を発見。足元を飾るのはイワギキョウ、背後にはコバイケイソウのお花畑。

(左から)イワギキョウ、ミヤマアキノキリンソウ、タカネヤハズハハコ

 見事なまでの自然の寄せ植えです。


今回、出会った花々。