with Nikon Nikkor-S Auto 5cm F2
今回のレンズは、名機 Nikon F のキットレンズとして販売されていたもので、オールドレンズのなかでも古い部類に入ります。銘板に刻印された文字が 50mmでなく5cm、NikonでなくNippon Kogaku Japanとなっているところに時代を感じます。
三千院参道からほど近い「一陽舎」(昨年10月オープン)でまずはランチをいただきました。
日曜日ということもあり、参道は結構な賑わい。
右に小橋を渡れば目的地の宝泉院です。
回遊式の宝楽園を観賞します。燃えさかる紅葉と飄々とした台杉との対比が絵になります。
周辺部がぐるぐる回っているよう。オールドレンズ特有の収差といえます。
逆光下ではもやがかかったようなソフトな描写に。
太陽が雲の影に隠れてしまい、結局、日差しが戻ることはありませんでした。
右上に見えるテラスに上がれば庭を俯瞰することができます。
白砂に紅葉が映えます。
手水鉢にも秋の飾りつけが。
林立する立石と、どう見てもこの場に不釣り合いな砂盛り。
なぜか途中で絶たれる石橋。
さまざまな趣向を凝らした現代庭園といえます。
客殿に移動してきました。気品を感じさせる中庭です。
額縁庭園とのご対面。
樹齢七百年の五葉松が目の前に迫ります。
もう一つの額縁庭園です。こんなに見事な絵画だったのかと気付きました。
参道沿いに流れる呂川(りょせん)を上から覗きます。画像を見ると、やっぱり背景が流れているんだな。もちろん悪い意味ではなく。
おまけ。妻のリクエストに応じ、一乗寺の恵文社に立ち寄りました。お目当てはつばめやの手製本ノートだったようです。
mikitoco.com へのメールはこちらから!