宝泉院(2024.12.1)

with Nikon Nikkor-S Auto 5cm F2

 

今回のレンズは、名機 Nikon F のキットレンズとして販売されていたもので、オールドレンズのなかでも古い部類に入ります。銘板に刻印された文字が 50mmでなく5cm、NikonでなくNippon Kogaku Japanとなっているところに時代を感じます。

 

三千院参道からほど近い「一陽舎」(昨年10月オープン)でまずはランチをいただきました。

 

日曜日ということもあり、参道は結構な賑わい。

 

右に小橋を渡れば目的地の宝泉院です。

 

回遊式の宝楽園を観賞します。燃えさかる紅葉と飄々とした台杉との対比が絵になります。 

 

周辺部がぐるぐる回っているよう。オールドレンズ特有の収差といえます。

 

逆光下ではもやがかかったようなソフトな描写に。

 

太陽が雲の影に隠れてしまい、結局、日差しが戻ることはありませんでした。

 

右上に見えるテラスに上がれば庭を俯瞰することができます。

 

白砂に紅葉が映えます。

 

手水鉢にも秋の飾りつけが。

 

林立する立石と、どう見てもこの場に不釣り合いな砂盛り。

 

なぜか途中で絶たれる石橋。

 

さまざまな趣向を凝らした現代庭園といえます。

 

客殿に移動してきました。気品を感じさせる中庭です。

 

額縁庭園とのご対面。

 

樹齢七百年の五葉松が目の前に迫ります。

 

もう一つの額縁庭園です。こんなに見事な絵画だったのかと気付きました。

 

参道沿いに流れる呂川(りょせん)を上から覗きます。画像を見ると、やっぱり背景が流れているんだな。もちろん悪い意味ではなく。

 

おまけ。妻のリクエストに応じ、一乗寺の恵文社に立ち寄りました。お目当てはつばめやの手製本ノートだったようです。