高瀬ダムからブナ立尾根を登り、烏帽子小屋で一泊。帰りは往路を戻りました。
(2018.9.28~9.29)
日本アルプス三大急登の一つであるブナ立尾根。全体を通じてブナよりもむしろコメツガの目立つ道でした。前景はナナカマドの幼木です。
高度が増すにつれ、秋色が深まります。ダケカンバものびのびと枝を広げていました。
マイヅルソウはハート型の葉っぱでそれと分かります。
樹形の良い巨樹に出会うとワクワクします。ダケカンバは幹がオレンジ色を帯びるのが特徴です。
北アルプスで最も秀麗な山と言えば烏帽子岳でしょう。とくに秋は格別です。
烏帽子岳への分岐をやり過ごし、まずは船窪岳方面へ向かいます。目的は「四十八池」です。
四十八池は自然が作り上げた池泉式庭園です。
池塘だけでなく、草木や岩との組み合わせの妙を楽しむことができます。水分の多い土壌では紅葉も多彩で晴れやかです。
手前にある平らな岩に座っておにぎりを頬張ります。地上の楽園を独り占めです。
上記の特等席からいちばん絵になりそうな箇所を狙いました。(前の写真の左端です。)
四十八池でお腹いっぱいになった感がありますが、いよいよメイン料理となる烏帽子岳です。
山頂付近は岩にへばりついて登ります。さすがに緊張を強いられました。
烏帽子岳を制覇してひとまずほっこり。次は前烏帽子岳への登りです。ハイマツ帯を縁取るクロマメノキ。赤い川が流れているようです。
青い屋根の建物は今晩の宿、烏帽子小屋です。
折しも大型台風が接近しており、翌日は朝から雨。急ぎ足で下山しました。
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